点訳アラカルト


第1回 点字の裏と表
2001.2.6


点字には裏(凹面)と、表(凸面)があります。点字は点字版と点筆を使って、紙の裏から丸い凹みをつけて記します。そして、凹みをつけた面をひっくり返し、表の丸く浮き出た点を、指でなぞって読みます。

つまり、点字を記す時と読む時では(ひっくり返すので)、点字の向きが左右逆になる訳です。凹みを付けた側を裏(凹面)、読む時の側を表(凸面)と呼んでいます。

点字板と点筆
最近私たちの身の回りでも、点字を見かけるようになりました。例えば駅の料金表や、デパートなどのエレベーター、そして電気洗濯機などにも点字の表記のあるものが出てきました。ご自分の回りにある点字を探してみて下さい。もちろんその時、目にする点字は全て凸面です。

手で一点ずつ打つ他にタイプライターや、パソコンでも点訳できます。パソコンを使うと、凹面側からでも、凸面側からでも記す事ができます。

私たち、「トニカ」ではパソコンを使って点訳をしています。

次回は、パソコンでの入力方式をご紹介します。(3月上旬の予定)

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