点訳アラカルト


第11回 トニカ教養講座
2002.3.18


トニカでは会員の教養講座としてお客様をお迎えしていますが、3月6日(水)、木村りえさん、りささんのご姉妹をお迎えし、演奏と学生生活の楽しいお喋りをしていただき、お二人の日常を垣間見るようでした。今回は、その時の模様をご紹介します。
お二人はトニカの楽譜を使われていて、今年成人式を迎えられたばかりです。トニカの会員にとって、双子と言うことで名前だけは皆知っていましたが、そんな彼女達が会場に現れたとたん、「あっ、かわいい!!」という声が上がり、会場の雰囲気がパッと明るくなりました。
ここでお二人のプロフィールと、その時の演奏曲目をご紹介しましょう。

姉妹
「りえ」さん (姉) 「りさ」さん (妹)
フェリス女学院ピアノ科在学中
(この4月から三年生)
国立音楽大学ピアノ科在学中
(この4月から三年生)
副科 クラリネット・オルガン
バイオリンも弾いてみたい
ヘレン・ケラー記念音楽コンクール
ピアノの部一位受賞

◆ドビュッシー作曲
組曲「子供の領分」より
◆バッハ作曲
 「半音階的幻想曲とフーガ
ニ短調(BWV903)」


 五線譜
1番 「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」
3番 「人形へのセレナード」
5番 「小さい羊飼い」
6番 「ゴリウォークのケークウォーク」
◆連弾
フォーレ作曲 組曲「ドリー 作品56」より
第3曲 「ドリーの庭」(自由なカノンの表現)

お二人の演奏は、技術的な向上を目指すことはもちろんですが、それ以上に“愛情のある音”を目指していると話されているように、心温まるものでした。連弾も息がぴったり合って、とても素敵なひと時を過ごさせていただきました。

お二人は大学生になって初めて別々の学校に進まれ、それぞれの世界が広がり、それが更にお互いの世界を広めることになっているようです。
今後のご活躍を期待すると共に、私達もお手伝いできるように努めたいと思います。

次回をお楽しみに…。

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