トニカ通信

第12号                    2010年4月
賛助会会員の皆様
拝啓
 今年の春は、あまり経験したことのないような天候不順に驚きましたが、ようやく初夏の 陽ざしが快い季節となりました。皆様方におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
 日頃よりご支援を賜り、まことにありがとうございます。

   トニカ通信第12号と賛助会会計報告が出来上がりましたので、お送りいたします。

 さて、私たちは去る4月21日に第23回定期総会を無事終了いたしました。
 2009年度の点字楽譜出力件数は88件、依頼点訳出力枚数は5613枚と前年度を大きく上回りました。皆様からお預かりした賛助会会費のうち、計228,235円を点字楽譜ユーザーの方々の 負担軽減の一助として、今年もトニカ会計に繰り入れました。

 ここ数年、点字出力枚数は徐々に増加してまいりました。特に今年度は、すでに楽譜としての体裁を整え、トニカのホームページに点字楽譜としてご紹介しておりますものへのご注文が大幅に増えました。このことは、20年を超えるトニカの点訳に対するご信頼の表れかと、いささかの自負を覚えますとともに、あらためて、より良い点訳への責任も感じております。賛助会担当者といたしましても、現在継続中の、ユーザーの皆さまへの支援体制を出来るだけ長く続けさせていただけるよう、努力を重ねていきたいと考えております。 つきましては、より多くの皆様からご支援を賜りたく、お知り合いの方にも「トニカ」をご紹介頂ければ幸いです。

 昨年4月以来、古谷野会長の下、一致協力し、大過なく2009年度の活動を終了しました。
 新しい年度をスタートさせるにあたり、新会長武田好子以下、会員一同、今年も誠実で積極的な点訳に励む所存でございます。一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。 賛助会会員の皆様に、今年度も引き続きご支援、ご協力をお願いいたしたく、振込用紙を同封させていただきました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
なお、お振込みいただいた際の受領書を領収書に代えさせていただきますので、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
前号より「トニカ通信」はご挨拶文のみとなりましたが、皆様のご投稿なども随時お待ちしております。
                                        敬具
                                広報担当 升田・宮坂

 付記 テレビや新聞で広く報道されましたのでご存知の方も多いかと思いますが、3月7日に、NHKホールで厚生文化事業団創立50周年記念「こころコンサート」が開催されました(5月29日にもNHKハイビジョンで放映の予定)。「プロもアマも、障害のある人もない人も」という総勢150人のオーケストラの、点字楽譜はトニカで作成いたしました。


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