点訳アラカルト


第7回 点訳トラブル談
2001.9.18


新人会員はともかく、点訳歴の長い会員でも、点訳に関するトラブル談は尽きません。そこで、先日トニカの会員を対象に、点訳に関するトラブルについてのアンケートを実施しました。

一口にトラブルといってもいろいろありますが、パソコンが関係しているもの、点訳者の不注意によるもの、そして依頼者との意思の疎通が足りずに起きてしまったものの三つに分けて、それぞれについて代表的なものを紹介します。

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[パソコンが関係しているトラブル]
(1) 点訳作業中、突然パソコンが動かなくなった。
(2) 点訳データーを保存しているフロッピーが、突然読み取れなくなった。

顔文字 常にバックアップを取る事を、心がけます。

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[点訳者の不注意によるトラブル]
(1) 点訳ソフトの操作を間違えてしまい、パニックになった。
(2) 保存してある点訳データーを、誤って消してしまった。
(3) 事務所、又は自宅に、作業に必要なフロッピーや、楽譜を忘れてしまい、作業が遅れてしまった。
(4) 楽譜の途中で音部記号が変わっていることを、見落としてしまった。
(5) 音程法と音符法を間違えて点訳し、やり直しになった。
※音程法、音符法については次回、このページで取り上げます。

顔文字 気を引き締めて、点訳に取り組みます。

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[依頼者との意思の疎通が足りずに起きたトラブル]
(1) 突然、点訳方法等の指示がないまま楽譜が送られて来て、確認が必要なのに、依頼者の電話番号が分からず、点訳作業が遅れてしまった。
(2) 依頼と思われる留守電が、聞き取れなかった。

顔文字 ご依頼の前にお電話を下さるか、楽譜を送っていただく時には、電話番号、点訳方法、期限などのメモを添えて下さると、とても助かります。そして、依頼などを留守電にお入れいただいた場合でも、再度確認のお電話を下さると、ありがたいです。

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このアンケート結果を踏まえ、スムーズに点訳作業を進め、依頼者のご希望に添えるよう会員一同、努力して行きますので、よろしくお願いします。
次回をお楽しみに…。

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