トニカ通信

第13号                    2011年5月
賛助会会員の皆様
 拝啓
 
3月11日に発生した東日本大震災で被害を受けられた多くの方々に心からお見舞いを申し上げます。 

地震発生数日後、電車の運行が正常ではない中事務所に行った日に、東北在住のあるユーザーの方から、「楽譜が濡れてしまったので送ってほしい。」と留守番電話に入っていたことからご無事だったことがわかり、会員一同ほっとしました。トニカ会員も当日は事務所での点訳作業中でしたが、大きな揺れにも被害はなかったものの帰宅できずに事務所に泊まることになりました。テレビもなく情報も少なく不安でしたが、家族の安否が確認出来、抱えていた楽譜の校正や修正をして朝を迎えました。 

賛助会員の皆様の中でも、今回の震災の影響を受けた方がいらっしゃると思いますが、早く普通の生活に戻れますようお祈りしております。

 トニカでは、武田会長のもと2010年度の活動が終了したのを受けて、去る4月20日に第24回定期総会を開催しました。2010年度の依頼は点字楽譜のものから約170件、新たな入力は約6000ページでした。皆様から寄せられた賛助会会費は、点字楽譜依頼者の負担軽減の一助として使わせていただきました。本当にありがとうございました。

本日2010年度賛助会会計報告書をお送りしますのでご覧下さい。

新年度は、加門千明新会長と共に点訳活動に努めてまいります。

早速ですが、皆様には引き続き賛助会員として御支援、御協力くださるようお願いいたします。恐縮ですが振込用紙を同封させていただきました。なお、お振込の際の受領書を領収書に代えさせていただきますので御了承ください。

最後になりますが、トニカの会員も高齢化し、また、賛助会員の方も年毎に減ってきています。トニカの案内を同封させていただきますので、点訳をやってみたい方、賛助会に賛同してくださる方がいらっしゃいましたら、お渡し下さるようお願いいたします。
またトニカについての御意見・御要望をお寄せください。お待ちしております。

                          広報担当 塚本・國井