トニカ通信

第22号                     2020年7月
    賛助会員の皆様、日頃は 点字楽譜ご利用者またトニカの点訳者のためにご賛助ご支援いただき、厚く御礼申し上げます。
 ご存知の如く、本年は例年にない事態で新年度を迎えました。
現在は種々の自粛が緩められ 解除になりもしましたが、その後も油断できない状況で、更にその先も見通せない・・・経験した事のない疫病の時代の中で、みんな息を潜めるようにして過ごし、色々な事を諦め空気が重く感じられる毎日です。
会員の皆様の生活にも、少なからず変化があったのではないでしょうか。
 
トニカも通常の活動ができなくなって、季節は春から夏へ移りました。
ご多分にもれず、私たちもホームワーク(これは普段でも宿題でやっています)とか、郵送やネットでのやり取りで点訳・校正を進めていますが、やはり話が遠く一緒の場にいて検討したいこと・ちょっと相談したいことなど、もどかしい思いです。
有志のメンバーが 間は空けながらも、決死の覚悟で常盤台の事務所に行き、留守電・メールなどの確認や点訳できた曲の発送など、何とか繋いでいます。
 月例会や年度初めの総会も開催できず、役や係りの年度替わりの引き継ぎも困難で、メールで可能な事は極力その方向で、また あまり集まらないでやっています。
 わたくし事ですが実のところ、トニカの楽譜点訳に関わっていなかったら、私はパソコンを使う人にはならなかったかも知れない位、ネットワークが苦手分野なのです。が、こういう世の中になってみると、やはりなくてはならない生活手段のようで、仲間を頼りに何とか参加しております。(点訳そのものは不屈の魂で立ち向かう意志はあるのですが・・・)
 この先、今年の秋冬はどういうことになるのか、人類の一員として大事な事は、必要なこと・やりたいことが何とかできるのなら それを続け、でき得る限りは努力して災難が過ぎるのを待つしかないのでしょう。
  本格的な暑さに向かう折、皆様におかれましても 日常に戻る時までお身体大切にお過ごし下さい。                 (文責 深澤)

 〇活動のご報告    

 2019年度も後関明美会長を中心に、点字楽譜の依頼に応じて、できるだけ早く正確な点訳に努めました。この結果、新たな依頼による入力(計)2,900ページと、ホームページ掲載の107件の点字楽譜を依頼者に提供しました。
 皆様から寄せられました賛助会会費は、これまでどおり依頼者の負担軽減の一助として使わせていただきました。誠にありがとうございました。本日、2019年度賛助会会計報告(別紙)を同封致します。

 トニカでは去る4月15日にリモートによるみなし総会を開催し、新たに宮平正樹が会長に就任いたしました。2020年度も一同、心を新たにし、依頼者に親しまれ頼られる点訳グループとして努力を続けてまいります。引き続きご支援を宜しくお願いいたします。

 〇賛助会員継続のお願い
 目で楽譜を読むことができなくても、音楽に情熱を傾ける人がいらっしゃる限り、私達は楽譜の点訳にささやかな努力を続け、利用者の皆様の期待に応えていきたいと思っております。 どうぞ、こうした趣旨をご理解いただき、皆様には是非、引き続き賛助会員としてご支援賜りますよう心よりお願い申し上げます。
 大変勝手で恐縮ですが、振込用紙を同封させていただきましたので、お手数ですがご都合のよいときに郵便局でお振込みいただければ幸いです。 インターネットからでも結構です。
なお、お振込の際の受領書を領収書に代えさせていただいております。ご容赦ください。
 また、トニカ通信はホームページ(http://gakuten-tonica.sakura.ne.jp/)でもご覧いただけますので、紙の節約に御協力下さる方は、振込の際、 通信欄に「トニカ通信不要」とご記入下さると大変ありがたいです。

  〇会員及び賛助会員お誘いのお願い

これからも楽譜点訳の活動を続けていくために、私どもは、新たに点訳ボランティアをしてみようという方にお仲間に入ってくださることを強く願っております。お知り合いの方にお声掛けいただけると大変嬉しく、また、点訳はできないが、トニカの活動に興味を持たれご支援くださる方がいらっしゃる場合は是非、賛助会のことをお伝え願いたく存じます。ご協力よろしくお願いもうしあげます。
                     〔 広報担当 齋藤・深澤 〕

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